アポクリン腺
アポクリン腺とは、わきの下など特定の部位にしか存在しな汗腺のことで、通常かく汗はエクリン腺から分泌される汗で、このアポクリン腺から分泌される汗がわきがのニオイの原因だといわれています(大汗腺ともいわれています)。
このアポクリン腺の数が人より多い人がワキガ体質となり、食生活や生活習慣などによってこのアポクリン腺は肥大することもあり、肥大化するとよりニオイが強くなる傾向にあります。
またアポクリン腺から分泌される汗は、性ホルモンとの関係が深く、セックス・アピールの汗腺とも呼ばれていましたが、体臭などニオイに敏感な日本人にとっては嫌われがちです。
〜アポクリン腺と性別・人種〜
アポクリン腺の数は女性よりも男性のほうが多く、日本人よりも欧米人などにこのアポクリン腺の数は圧倒的に多いといわれています。
〜アポクリン腺の働き〜
アポクリン腺自体は産まれたときから存在するのですが、働きが活発になり始めるのは思春期以降(女性の場合初潮の頃)で、主にフェロモンのように異性をひきつけるニオイを出す働きがあります。
動物によってはこのアポクリン腺から分泌される汗が異性をひきつけたり、仲間の確認をするなど、とても重要な働きがあるのですが、現代人、特に日本人にとってはこのニオイが嫌われる傾向にあり、手術などでこのアポクリン腺を切除するなど、必要のないもの、余計なものと思われています。
〜アポクリン腺から分泌される汗がニオイ・わきがの原因〜
汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺の2つがありますが、多くの場合このアポクリン腺から分泌される汗が、わきがや体臭などの原因になるといわれています。
しかしアポクリン腺から分泌された汗自体が臭うことはなく、アポクリン腺から分泌される汗に含まれる脂肪酸などのさまざまな物質が肌の常在菌などの細菌に分解されたときや、皮脂腺から分泌された皮脂やエクリン腺から出た汗と混ざり合うと独特なニオイが発生するのです。
特にわきの下はアポクリン腺の数が多く、皮膚を保護するためにさまざまな細菌が多い環境ですので、汗が分解され、ニオイが発生しやすいのです。
またアポクリン腺の数が多く、アポクリン腺から分泌される汗が多いほどニオイが強くなると考えられています。
〜アポクリン腺の多い場所〜
・わきの下
・陰部(性器の周囲)
・肛門
・乳首(乳輪)
・耳の中(耳の後ろ)
以上のようにアポクリン腺は体の中でも特定の部位にしか存在せず、体の中でアポクリン腺がもっとも多いのはわきの下で、わきが体質の人は、そうではない人に比べてこのアポクリン腺の数が多いといわれています。
またこのアポクリン腺の腺体は、わきの下では肉眼で十分見えるほど大きく発達しています。
陰部にこのアポクリン腺の数が多く、独特のニオイを発生する場合は“すそワキガ”と呼ばれています。
〜アポクリン腺が活発になるとき
・性的興奮時
・ストレス
・緊張時
〜アポクリン腺から分泌される汗の成分〜
・脂肪(脂肪酸・中性脂肪)
・たんぱく質
・糖質
・鉄分
・色素
・蛍光物質
・尿素
・アンモニア
アポクリン腺から分泌される汗は乳白色で粘り気があり、以上のようなさまざまな物質を含んでいるので、細菌などによって分解されたときに独特なニオイが発生するのです。
また本来、脂肪酸などは皮脂腺から分泌される物質なのですが、動物性脂肪の多い肉類中心の食生活をしていると、アポクリン腺からも分泌されるようになり、よりワキガや体臭のニオイの原因となってしまうので注意が必要です。
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