ボトックス注入(注射)
わきが治療におけるボトックス注入(ボトックス注射)は、ボツリヌス菌(医薬品)という筋肉の収縮を抑え、神経節に作用する毒素を利用して、汗腺(アポクリン腺・エクリン腺)の働きを一時的に抑えるワキガ治療法です。
汗腺の働きを一時的に抑えるので、わきがだけでなく、多汗症治療としても行われています。
~ボトックス注入(ボトックス注射)の治療法~

・わきの下の数箇所にボトックスを注入(注射)する
・手術時間は約数分~30分程度
~ボトックス注入(ボトックス注射)のメリット~
・手術ではないので手軽に出来る

・治療痕がほとんど残らない
・治療時間が短い
・手術中、術後の痛みもほとんどない
・精神性発汗型には非常に効果的
~ボトックス注入(ボトックス注射)のデメリット~
・効果は個人差がある
・効果は数ヶ月~長くても1年

・完治するわけではない
ボトックス注入は汗腺を取り除くわけではなく、汗腺の活動を一時的に抑えるだけですので、ワキガにしろ多汗症にしろ完治するわけではありません。
また効果には個人差もあり、効果は長くても1年ほどだといわれています(ワキガよりも多汗症に効果的だとされています)。
~ボトックス注入(ボトックス注射)を行っている方~
・わきが手術などに不安がある方
・一時的に汗の分泌量を抑えたい方(結婚式などのイベントなど)
※ボトックス注入(注射)は、筋緊張生萎縮や顔面痙攣などの治療のほか、美容外科ではシワ取りなどにも使用され、またボツリヌス菌は、アメリカでは日本の厚生労働省にあたるFDA(米国食品医薬品局)にも認可されていますので、安全性は認められています。
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